なかなか人には聞けない仮性包茎の痛みについて分かりやすく解説!

日本人は仮性包茎の人が多いといわれますが、よほど親しい仲にならない限り相談をすることができない悩みです。
それに同じ悩みを持っている相手なら、仮性包茎でなぜ痛みがあるのかとかどうすれば改善できるのかなど聞くことができますが、包茎ではない相手なら相談も持ち掛けにくいものです。

だからといって、専門の病院に行って解説を聞くほどでもないということもあるのではないでしょうか。
そこで、仮性包茎とはどのような症状でなぜそうなったの、そして仮性包茎で痛みが発生する理由や改善方法についてもわかりやすく解説しましょう。

仮性包茎とはどのような状態か

日本人男性には、仮性包茎で悩む人は少なくありません。
男の赤ちゃんは、みな皮をかぶった真性包茎で生まれてきます。
皮の方がペニスよりも長く、皮と亀頭部分が癒着しているからです。
成長をするにつれてペニスも大きくなってくるので思春期の頃には亀頭が露出されるようになるのですが、中には成人になっても皮をかぶったままの場合があります。
それが包茎といわれるものです。

包茎には4つの種類がありますが、主にあるのは真性包茎と仮性包茎です。
真性包茎は普段から皮をかぶっていて自分でもめくることができず、勃起をしても自然に捲れることがありません。
完全に癒着をしている状態です。
しかし仮性包茎は、日ごろは皮をかぶっていても自分でめくることができたり、勃起をしたときに自然に捲れるので日常生活や性生活にはそれほど支障はありません。

仮性包茎は自分でめくることが可能なので皮と亀頭の間にたまった垢を洗い流すこともでき、清潔を保つこともできます。
仮性包茎はこまめに洗って清潔にしていれば炎症を起こすことを防ぎ、性生活にもそれほど支障がないため、特に治療は必要とされません。

しかしやはり見た目でのコンプレックスや、仮性包茎でも重度の場合は治療をすることもできます。

仮性包茎になる原因とは

真性包茎は包皮口が狭いという親の遺伝の可能性も大きいのですが、仮性包茎の場合は幼少期からの習慣や環境が原因になる場合が多いです。
母親は女性なので、男性器のことについてあまり知識がありません。
赤ちゃんの時は皮を被っているのですが、その皮をめくって毎日恥垢を取る方が良いことを知らない場合が多いのです。
そんな時に男性である父親が皮をめくってきれいにしてあげたり、母親に教えるようにして小さいうちから皮をめくるようにしていれば、早く癒着もゆるくなりむけやすくなります。

海外では母親も知識、赤ちゃんのうちから皮を剥いて洗い流すことをしているところも多いのですが、日本ではまだあまりそのような風潮はありません。

また3歳から4歳ごろに性器いじりをするようになりますが、親が止めてさせないようにすると皮を剥く機会がなくなって癒着が進んでしまいます。
さらに成長段階において、木登りをしたり自転車に乗ったりと股間をこするようなことをたくさんすればするほど皮は自然に捲れるようになりますが、そのようなことをあまりしてこなかった場合も皮は剥けにくくなります。

そして、オナニーのし過ぎも原因になります。
オナニーは皮を引っ張ることが多いので伸びて包茎を助長させてしまうからです。
ペニスよりも皮が長いことが包茎の原因なので、伸ばしてしまわないようにすることが大切です。

仮性包茎で痛みは出るのか

仮性包茎の場合は普段から皮を被っているので、亀頭が刺激を受けることがあまりありません。
例えば下着をつけていても皮が被っているので、直接亀頭が下着で擦れることもないのです。
だから何もしていない普段は痛みは感じることはありませんが、仮性包茎を改善するためや恥垢を洗い流そうとして皮を剥くときに痛みを感じることはあります。
亀頭部分の垢を洗おうとしても痛くて洗えないとか、皮を剥いた状態で下着をつけると痛みが出るという場合、ほとんどは亀頭部分が刺激に慣れていなくて敏感になっていることが原因です。

皮で守られていた期間が長いほど、剥いたときに刺激を感じてしまいます。
しかし痛みがあるからといってそのまま何もしないでいれば、恥垢に含まれている菌が原因で炎症を起こしたり病気になったりするので、恥垢はきれいに洗い流す必要があります。
痛みがあってもできるだけ皮を剥くようにして清潔にすることが重要なのです。

そして痛みがあっても毎日自分で皮を剥き続けているうちに、癒着が取れて仮性包茎が改善されることも期待できます。
仮性包茎は病気ではないので必ずしも治療が必要ではありませんが、清潔を保つためと改善のために、できるだけ毎日自分で皮を剥くことが勧められます。

まとめ

仮性包茎は日常生活にも性生活にもそれほど支障はありませんが、見た目や衛生面で不安があるので悩む人が少なくありません。
生まれた時はみな真性包茎ですが、幼少期に皮を剥く習慣がなかったりオナニーのし過ぎで仮性包茎になるのです。

大人になってからでも遅くはないのでできるだけ皮を剥いて恥垢を洗い流すようにし、皮を剥く癖をつけることが改善の方法です。
しかしその過程では痛みを伴うことがあります。
長い間皮に守られていたので亀頭が刺激に敏感になっているからですが、痛いからといって放置せず皮をめくることを習慣づければ痛みも和らいてくることが期待できます。

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